桜井充メルマガ「選挙の結果」
2024年11月21日 (木) 19:22
自民、公明、そして国民民主の間で、「103万円の壁」に対して、政策的に合意することができた。これは、自公が過半数割れに追い込まれた結果である。私は日程闘争で揉めることを嫌っていたが、このように政策協議を行っていくことは良いことだと思っている。
103万円の壁だけではなく、社会保障に関しては130万円の壁がある。この額を超えると社会保険料の支払いが発生するため、手取りが減ることになるのだが、それ以上に大きいことは、この範囲内の収入で納めようとして、働く時間を制限している人たちがいることである。
ここ数年時給が上がっている。それは良いことなのだが、短時間で130万円の壁にぶつかってしまうので、減収を避けるために労働時間を減らすことになる。例えば、これまで40時間働いていた人たちが、35時間に働き控えをするようになり、その穴埋めに新しく人を雇わなければならなくなる。ところが、その人を探すのが難しく、結果、店長や正社員が働かざるを得なくなっている場合もある。
私も以前からこの点を解決するべきだと思っていたが、各省庁の考え方もあり進まなかった。その意味では、選挙の結果を受けて動き始めたことは良いことだと思っている。ただしそう簡単な問題ではないので、じっくり時間をかけて検討するべきだと思っている。
103万円の壁だけではなく、社会保障に関しては130万円の壁がある。この額を超えると社会保険料の支払いが発生するため、手取りが減ることになるのだが、それ以上に大きいことは、この範囲内の収入で納めようとして、働く時間を制限している人たちがいることである。
ここ数年時給が上がっている。それは良いことなのだが、短時間で130万円の壁にぶつかってしまうので、減収を避けるために労働時間を減らすことになる。例えば、これまで40時間働いていた人たちが、35時間に働き控えをするようになり、その穴埋めに新しく人を雇わなければならなくなる。ところが、その人を探すのが難しく、結果、店長や正社員が働かざるを得なくなっている場合もある。
私も以前からこの点を解決するべきだと思っていたが、各省庁の考え方もあり進まなかった。その意味では、選挙の結果を受けて動き始めたことは良いことだと思っている。ただしそう簡単な問題ではないので、じっくり時間をかけて検討するべきだと思っている。