桜井充メルマガ:「自らの意思はどこにあるのか」
2011年03月03日 (木) 18:01
国の再生のためには、人の育成が急務であると考えている。特に、
高等教育の在り方を検討しなければならない。今回の予算では、毎
年減額されていた国立大学法人の基盤的経費の減額を止めたのだが、
その代りに、国立大学の機能分化を進めることを条件としていた。
この点に関しては、国立大学協会も文部省も前向きに検討してい
るようである。しかし、総論賛成、各論反対であるために、都合が
悪くなると、財務副大臣から強く言われている、、文部科学省が進
めているのではないというような言い訳をしているようなのである。
自ら改革の必要性を認識しているのであれば、人のせいにするの
はおかしな話で、自分で改革できないのであれば、文部科学省を解
体して、新しい組織を構築する方が改革は進むのではないかと考え
ている。
例えば医学教育だが、本当に文部科学省が取り仕切ったほうが良
いのだろうか。私の医師免許は厚生労働大臣から授与されている。
厚生労働省が医師の能力の判定をするのであれば、教育も厚生労働
省が行う方が良いのではないだろうか。
大学病院は、文部科学省と厚生労働省との二重支配を受けて困っ
ている。これも厚生労働省だけにすれば、何も問題はないはずであ
る。医師や歯科医師の需給問題が遅れているのも、この二重支配に
も原因があるのではないだろうか。
医師不足に関しては、これまで厚生労働省は認めてこなかったが、
歯科医師過剰に関しては認めてきていた。このような歯科医師過剰
状況にありながら、文部科学省は抜本的な改革を行ってこなかった。
これは、医療に限ったことではない。社会が望んでいる人材を本
当に輩出してきたのだろうか。厚生労働省の予算で、職業訓練を行
うというものがあるが、これとて、高等教育の内容を変えることに
よって、十分見直す余地があるのではないかと感じている。
いずれにせよ、この国の改革は待ったなしであり、その意識を持
たない役所を変えていくことは当然のことだと思っている。文部科
学省には宿題を出しているが、この答えが十分でないときには、重
大な決意を持って戦っていかなければならないと考えている。
参議院議員・医師 桜井 充
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書小林です。
文科省の教育研究機関による日米韓中の高校生を対象にした調査
によると、日本の高校生は最も自分に自信がないというが判明した
ようです。このような調査は他にも行われていますが、どれも日本
人は自分自身に自信がないという調査結果が出ています。前にも書
いたかもしれませんが、過去、浮世絵にしても岡倉天心やフェノロ
サから指摘されて初めて価値を再認識したり(葛飾北斎の絵をゴ
ッホ等が参考にしたという事実もほとんど知られていない…歌川広
重の影響という話もありますが)、太平洋戦争のときにしてもアメ
リカやイギリスが早くから配備したレーダーの原型はそもそも八木
アンテナでありました。光ファイバーにしても日本初の技術です。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とは、かの有名な孫子
の兵法にある言葉ですが、日本は「己を知る」という己の長所を知
ることがもっともっと必要ではないでしょうか。外国の方と議論す
る際も、「日本人は日本のことをほとんど話せないからつまらない」
とよく聞くことがあります。学校や家庭教育において、右や左とか
そういうことではなく、「日本の長所とは何か、日本とは何か」と
いう観点からの教育も必要ではないかと個人的に思うのですがいか
がでしょうか。止まらなくなるのでここらへんで…(小林太一)
________________________________
★事務局より
市民フォーラムのご案内
来る3月12日、桜井議員が代表を務めます市民団体「市民政策調
査会ミヤギ」が『~地域の魅力を伝えたい!~まちおこしに懸ける想
いとは!!』というタ イトルで市民フォーラムを開催いたします。
詳細は以下の通りです。是非ご参加ください。
~~以下、ご案内(転送歓迎)~~
【第107回市民フォーラムのご案内】
地方商店街や観光地周辺の商店では、少子高齢化、都市部への人口
移動、後継者不足などの問題が深刻化している。
そのような中、そこに暮らす人々の手で地域の魅力を発信すべく活
動を続ける人々がいる。
愛する地元の魅力を知ってもらう為のきっかけとして、各地で様々
なイベントが開催されている。
知って、実際に足を運んで、親しんで、また来てもらうためには、
一体どんな仕組みが必要なのだろうか。
今回は、今年6月で15回目を迎える「遠刈田温泉 大道芸フェス
ティバル」を支える蔵王通り振興協同組合理事長の木村靖氏、郷土へ
の親しみや連携強化の為に、郷土の食文化を研究・発信しているおお
さき楽友会会長の千葉亨一氏をお迎えし、実際の体験談を交えてお話
しいただきます!ご期待下さい!!
日 時:平成23年3月12日(土) 14:00~16:30
場 所:災復興記念館(4階第一会議室)
第1部 講演
講師:蔵王通り振興協同組合 理事長 木村 靖 氏
おおさき楽友会 会長 千葉 亨一 氏
第2部 パネルディスカッション
パネリスト:蔵王通り振興協同組合 理事長 木村 靖 氏
おおさき楽友会 会長 千葉 亨一 氏
コーディネーター:参議院議員・医師 桜井 充
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高等教育の在り方を検討しなければならない。今回の予算では、毎
年減額されていた国立大学法人の基盤的経費の減額を止めたのだが、
その代りに、国立大学の機能分化を進めることを条件としていた。
この点に関しては、国立大学協会も文部省も前向きに検討してい
るようである。しかし、総論賛成、各論反対であるために、都合が
悪くなると、財務副大臣から強く言われている、、文部科学省が進
めているのではないというような言い訳をしているようなのである。
自ら改革の必要性を認識しているのであれば、人のせいにするの
はおかしな話で、自分で改革できないのであれば、文部科学省を解
体して、新しい組織を構築する方が改革は進むのではないかと考え
ている。
例えば医学教育だが、本当に文部科学省が取り仕切ったほうが良
いのだろうか。私の医師免許は厚生労働大臣から授与されている。
厚生労働省が医師の能力の判定をするのであれば、教育も厚生労働
省が行う方が良いのではないだろうか。
大学病院は、文部科学省と厚生労働省との二重支配を受けて困っ
ている。これも厚生労働省だけにすれば、何も問題はないはずであ
る。医師や歯科医師の需給問題が遅れているのも、この二重支配に
も原因があるのではないだろうか。
医師不足に関しては、これまで厚生労働省は認めてこなかったが、
歯科医師過剰に関しては認めてきていた。このような歯科医師過剰
状況にありながら、文部科学省は抜本的な改革を行ってこなかった。
これは、医療に限ったことではない。社会が望んでいる人材を本
当に輩出してきたのだろうか。厚生労働省の予算で、職業訓練を行
うというものがあるが、これとて、高等教育の内容を変えることに
よって、十分見直す余地があるのではないかと感じている。
いずれにせよ、この国の改革は待ったなしであり、その意識を持
たない役所を変えていくことは当然のことだと思っている。文部科
学省には宿題を出しているが、この答えが十分でないときには、重
大な決意を持って戦っていかなければならないと考えている。
参議院議員・医師 桜井 充
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書小林です。
文科省の教育研究機関による日米韓中の高校生を対象にした調査
によると、日本の高校生は最も自分に自信がないというが判明した
ようです。このような調査は他にも行われていますが、どれも日本
人は自分自身に自信がないという調査結果が出ています。前にも書
いたかもしれませんが、過去、浮世絵にしても岡倉天心やフェノロ
サから指摘されて初めて価値を再認識したり(葛飾北斎の絵をゴ
ッホ等が参考にしたという事実もほとんど知られていない…歌川広
重の影響という話もありますが)、太平洋戦争のときにしてもアメ
リカやイギリスが早くから配備したレーダーの原型はそもそも八木
アンテナでありました。光ファイバーにしても日本初の技術です。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とは、かの有名な孫子
の兵法にある言葉ですが、日本は「己を知る」という己の長所を知
ることがもっともっと必要ではないでしょうか。外国の方と議論す
る際も、「日本人は日本のことをほとんど話せないからつまらない」
とよく聞くことがあります。学校や家庭教育において、右や左とか
そういうことではなく、「日本の長所とは何か、日本とは何か」と
いう観点からの教育も必要ではないかと個人的に思うのですがいか
がでしょうか。止まらなくなるのでここらへんで…(小林太一)
________________________________
★事務局より
市民フォーラムのご案内
来る3月12日、桜井議員が代表を務めます市民団体「市民政策調
査会ミヤギ」が『~地域の魅力を伝えたい!~まちおこしに懸ける想
いとは!!』というタ イトルで市民フォーラムを開催いたします。
詳細は以下の通りです。是非ご参加ください。
~~以下、ご案内(転送歓迎)~~
【第107回市民フォーラムのご案内】
地方商店街や観光地周辺の商店では、少子高齢化、都市部への人口
移動、後継者不足などの問題が深刻化している。
そのような中、そこに暮らす人々の手で地域の魅力を発信すべく活
動を続ける人々がいる。
愛する地元の魅力を知ってもらう為のきっかけとして、各地で様々
なイベントが開催されている。
知って、実際に足を運んで、親しんで、また来てもらうためには、
一体どんな仕組みが必要なのだろうか。
今回は、今年6月で15回目を迎える「遠刈田温泉 大道芸フェス
ティバル」を支える蔵王通り振興協同組合理事長の木村靖氏、郷土へ
の親しみや連携強化の為に、郷土の食文化を研究・発信しているおお
さき楽友会会長の千葉亨一氏をお迎えし、実際の体験談を交えてお話
しいただきます!ご期待下さい!!
日 時:平成23年3月12日(土) 14:00~16:30
場 所:災復興記念館(4階第一会議室)
第1部 講演
講師:蔵王通り振興協同組合 理事長 木村 靖 氏
おおさき楽友会 会長 千葉 亨一 氏
第2部 パネルディスカッション
パネリスト:蔵王通り振興協同組合 理事長 木村 靖 氏
おおさき楽友会 会長 千葉 亨一 氏
コーディネーター:参議院議員・医師 桜井 充
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