桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「国会質疑」

2016年05月19日 (木) 17:34
 一昨日、予算委員会で質問した。答弁が長い割には質問にきちんと答えていなかった。何故政府側の答弁が長いのかというと、衆議院の質疑が往復方式になっているからである。往復方式とは、質問者と答弁者の発言時間の合計を発言者の持ち時間としている制度である。
 
 そうなると、答弁者が長く答弁すればするほど、時間がすぐに過ぎて行く。このため、都合の悪い事を質問された場合ほど、答弁の時間は長くなり、答弁者側は、どうでも良い事を長々と答弁するのである。
 
 ところが、参議院の予算委員会は片道方式になっている。片道方式では、質問者の発言時間だけがカウントされるので、答弁者側が長々と答弁しても、時間は進まないのである。一昨日、委員長から予定時間が過ぎているので、注意するようにという発言があったが、時間が伸びる原因の大半は答弁者側にあるのである。
 
 片道方式であっても、往復方式での予想時間を立てている。計算式は、発言者の持ち時間×2.5である。例えば、発言者の持ち時間が20分だとすると、それに2.5をかけるので、往復方式に換算すると50分の持ち時間になる。
 
 きちんとした議論を行うためには、全て片道方式にした方が良いと思うのだが、質問者の中には持論を展開したい議員もいるので、このような人の場合には、片道方式だと、あっという間に質問時間がなくなってしまう。
 
 どちらが良いのか難しいが、参議院の予算委員会の場合には、片道方式の場合もあれば、往復方式の場合もある。その時々に応じて、その方式を得意とする議員が質問に立てば良いので、衆議院でも片道方式を取りいれれば、もっと議論は活性化されるようにも思う。今日はこれから、往復方式の内閣委員会で80分間質問してきます。
 
 ※この記事は、本日10:50からの参議院内閣委員会での質問の前に執筆されました。
 
 
【秘書のつぶやき】
 櫻井充秘書小林です。
 総理の消費税増税判断に対するトーンが変わってきました。
 これまで総理は、一貫して「大震災やリーマンショック級の経済危機がない限り消費税を増税する」と発言していたのですが、先週末から「適時適切に判断する」という語句が付け加えられました。熊本地震を大地震とみなし、増税を延期すると見ています。
 実は、第二次安倍政権において自然災害が発生した際に開催された非常災害対策本部の会議には総理はほぼ出席していないにも関わらず、今回の熊本地震により設置された非常災害対策本部に総理は25回中20回出席されています。「著しく以上かつ激甚な非常災害」が発生した際に設置される緊急災害対策本部ではない非常対策本部の会議に総理自らが出席することは極めて珍しいことです。
 熊本地震が「震災にあたるか」について、初期は「あたらない」としていたものが、最近では「答える段階にない」と答弁が変わっています。サミット後、もしくは衆院選を見据えた参院選後のしかるべきタイミングで大地震扱いとし、消費税の増税延期をご判断されるのではないでしょうか。
違った場合は申し訳ありません・・・(小林太一)
 
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