桜井充メールマガジン

　いわゆる性交同意年齢の引き上げのための試案が出され話題になっています。性交同意年齢とは、性行為への同意を自分の判断で出来るとされている年齢ですが、私は長い間、この年齢は16歳だと思っていて、現在の日本の法律では13歳と定められているのだと知った時には愕然としました。

　この法律が定められたのは明治40年で、今から100年以上も前のことです。現代の社会に合っていないと感じるのは私だけではないと思います。世界の国々の中でも、この13歳という年齢は極めて低く、2008年に、我が国は国際連合から性交同意年齢の引き上げを勧告されています。

　現在、性犯罪に対処するための法整備に関して、法制審議会に諮問しています。論点は様々で、性交同意年齢の引き上げを含めて8項目について議論がなされています。性犯罪に苦しむ方を一人でも減らすため、早急に結論付けて法制化するべきだと思いますが、まだ意見はまとまらないようです。

　先日、法務省の法案関係者に来ていただき、取りまとめを急ぐべきだという私の考えを伝えました。この8項目すべてが性犯罪に関係していることは承知していますが、論点整理が済んだものから法整備するのも一つの方法だと思っています。性犯罪を減らせるように努めてまいります。
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